「NHKプラスアップグレードサービスお知らせ」というメールが届きました。
NHKサービスを利用している方に、無料でアップグレードできるという案内メールのようです。
気になったので調べたところ、やはりNHKを装ったフィッシング詐欺メールでした。
最近、NHKを騙るフィッシング詐欺メールが多発しているようです。
この記事では、今回届いた「NHKプラスアップグレードサービスお知らせ」メール内容をご紹介します。
NHKを装う巧妙なメールなので、届いた場合は、リンク先へ進まないようにご注意ください。
6月13日(月)追記:詐欺メールのリンク先変更
もくじ
NHKプラスからのメール
詐欺メール内容
今回届いたNHKを装ったフィッシング詐欺メールは、以下のとおりです。
詐欺メール内容
差出人:NHKプラス
タイトル:NHKプラスアップグレードサービスお知らせ
以下がメール本文内容です
NHKのサービスをご利用いただきありがとうございます。
NHKがNHKプラスにアップグレードされました。
NHKアップグレードの内容を羽化に説明させていただきます。
パソコンやスマートフォン、タブレットで、総合テレビやEテレの番組を放送と同時に視聴できます。
総合テレビやEテレの番組を放送後から1週間いつでも視聴できます。
見逃し番組をジャンルやテーマ別に並べ、番組を見つけやすくしました。
見逃し番組を日付やチャンネル、キーワードで探すことができます。
放送受信契約のある方は追加の負担なくお使いいただけます。
アップグレードは無料で、契約を結んでいる人は誰でもアップグレードする必要があります。
今すぐアップグレードして、特別な特典をお楽しみください、6〜12か月利用可能放送受信料免除。
契約しているすべてのゲストはNHKプラスにアップグレードする必要があります。
お客様の状況に応じた手続の流れをご案内します。
以下のリンクをたどって、アカウントを登録またはアクティブ化してください。
NHKサービスのご利用手続きありがとうございます。
以下のURLをクリックし、アップグレード操作を実行します。
https://・・・・・
NHKでは引き続きサービスの改善に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
上記が、今回届いたNHKサービスを装った詐欺メールです。
メール内の句読点などもそのまま記載しています。
時より、本文が怪しいですよね。
そしてそのメール内に記載されたURLが架空サイトへ誘導するリンクです。
今回のメールは、開いただけでは何も問題ありません。
このリンクより先に移動して、個人情報を入力するのが危険です。
このリンク先の内容もご紹介します。
NHKプラスID登録画面
メール内のリンクより、NHKプラスID登録画面へ移動しました。
ここでは、メールアドレスを入力すると、NHKから自動返信が届くようです。
そして、IDやパスワードを入力し、受信契約者の情報を入力する流れとなっています。
ですが、メールアドレスを入力する画面は、表示されません。
上記のようなIDやパスワードの入力を促されます。
今回、適当にIDやパスワードを登録して先へ進んでみました。
次に表示されたのは、契約者情報を入力する画面になりました。
ここでは、契約者情報なので、詳しく個人情報を入力する必要があります。
私は、ここまででやめましたが、この先には、クレジットカード情報を入力する画面へ移動するようです。
絶対に入力しないようにご注意ください。
NHK 日本放送協会ID登録
2022年6月13日(月)追記
以前までは、リンク先が「NHKプラスID登録画面」だったのが、現在は変更されています。
表記を変えただけで、架空サイトへの誘導には変わりはないです。
NHKプラスとは
ちなみに、この「NHKプラス」とは、総合・Eテレの番組を放送後1週間、PCやスマホから視聴できるサービスです。
このサービスは、NHKの受信料を支払っている受信契約者本人や家族の方は、追加費用なく利用することができるようです。
NHKプラス公式アプリがあり、以下の種類があります。
(Webブラウザからも視聴が可能)
対応アプリ
- iOS
(iPhone、iPad) - Android
(Google Play) - Amazon Fireタブレット
(Amazon) - テレビ用
(Android TV、Fire TV、GoogleTV)
ダウンロードリンクは、NHK公式ページをチェック
NHK迷惑メールに対して公式ページでも注意喚起
NHKを名乗り、架空のサイトへ誘導して個人情報を盗み取る手口は、2022年4月頃から発生しているようです。
公式ページでも2022年4月19日と4月28日の2度、お知らせにて注意喚起をしています。
4月頃に発生したNHKを騙る迷惑メールは、架空サイトでログインを求め、ログインIDやパスワードを盗み取ります。
そして個人情報(クレジットカード情報)などを盗み取る手口です。
また違ったメールタイトルや本文で迷惑メールが届くかもしれません。
メールからログインを求められるパターンは、注意が必要です。
フィッシング詐欺メール対策
詐欺メールに騙されない方法
フィッシング詐欺メールは、いろんなパターンでメールが届きます。
緊急性のあるメールを装って、相手に考える時間を与えず架空サイトへ誘導させます。
あとは、ログインIDとパスワードを入力させて盗み取ります。
公式からのメールのように企業のロゴが入ったメールを送信してきます。
いつも届いている楽天やAmazonからのメールとそっくりな詐欺メールを送ってきます。
でも騙されない方法があります。
それは、「メールのURLからログインしない」ことです。
事前に公式ページをブックマークしておいて、そこからログインして確認します。
メールが届いてもアプリからログインして確認します。
この癖をつけておくと、どんな詐欺メールでもログイン情報が盗まれることはありません。
私は、本物の公式メールでもメールに記載されているURLからログインしません(笑)
日頃から癖づけておくと朝寝ぼけてメールを見た時でも落ち着いて対応できます。
メールに記載されているURLを信じないようにしましょう。
見た目は正しいURLでもリンク先が違う場合があります。
メールに記載されたURLからログインしないようにしましょう!
メールアドレスを変更する
1度フィッシング詐欺メールが届くと、必ず2度目があると思ってください。
詐欺メールを送信している者は、不特定多数に詐欺メールを一斉送信しています。
なので、1度漏れてしまったメールアドレスは、残念ながらまた違った詐欺メールが届く可能性が高いです。
可能であれば、メールアドレスの変更がおすすめです。
ただ、メールアドレスを変更しても100%安心という訳でもありません。
またどこからかメールアドレスが漏れるかもしれないので用心を!
その他の詐欺メールを知る
今回は、NHKを装った詐欺メールですが、その他にも巧妙な詐欺メールがあります。
Amazon、メルカリ、Appleなどを装ったフィッシング詐欺メールもあるのでご注意ください。
<関連記事>
上記のフィッシング詐欺メールも併せてチェックしてみてください。
調べる癖をつける!情報共有をする!
「〇〇○のアカウントが無効になります!」
「時間がありません!急いでログインしてください!」
上記のようなタイトルまたは本文のメールが届いたら調べてください。
おそらくGoogleやTwitterで検索すると、同じようなメールが届いた方がいると思います。
ほとんどが調べるとそのキーワードがヒットするので、詐欺メールだと気づくことができます。
調べる癖をつけましょう!
そしてそのメールが詐欺メールだとわかったら情報を共有しましょう。
Twitterでシェアもいいですが、両親や息子や娘、友達や会社の同僚に教えてあげましょう。
自分自身が騙されなくても、身内が騙されては意味がありません。
友達のアカウントが乗っ取られて自身の情報も漏れるかもしれません。
「こんな詐欺メールが流行っている」と情報共有することで、みんなが助かります。
良いことも悪いことも情報共有することをおすすめします。
まとめ
NHKを装った詐欺メールが今回届きましたが、かなり巧妙なメールでした。
メール内で使われていた画像などは、公式ページから利用しているようです。
今回の詐欺メールをまとめると、以下のとおりです。
送り主 | NHKサービス |
メールタイトル | NHKプラスアップグレード サービスお知らせ |
手口 | 架空サイトへ誘導し 個人情報を盗む 不特定多数 |
万が一、クレジットカード情報まで入力してしまった場合は、速やかにクレジットカード会社までお問い合わせください。
公式ページ:NHKプラス
最後までありがとうございました!