商品発送のお知らせ(配信専用メール)というタイトルのメールが届きました。
差出人は、ヤマト運輸になっていますが、荷物が届く予定はありません。
結論から言うと、このメールは、ヤマト運輸を装った詐欺メールです。
絶対にメールに記載されているURLから荷物の配送状況を確認してはいけません。
今回の詐欺メール
- 詐欺メールの内容は?
- 詐欺メールの手口は?
- 騙されないための対策は?
この記事では、今回届いたヤマト運輸に装った詐欺メールの内容と手口をご紹介します。
メールに記載されたURLを開くとどうなるのか、そしてこういった詐欺メールに騙されないための対策もあわせてご紹介します!
もくじ
商品発送のお知らせ(配信専用メール)
届いた詐欺メールの内容は?
今回届いたヤマト運輸を装った詐欺メールは、以下のとおりです。
※メールに記載されている内容をそのまま記述しています。
【タイトル:商品発送のお知らせ(配信専用メール)】
【メール本文】
(メールアドレス)様
この度は当店のご利用誠に有り難う御座います。
商品発送の手配が終了致しましたのでご連絡させて頂きました。
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商品の運送はヤマト運輸に委託しております。
お荷物の配送状況をお調べの際は、下記のヤマト
運輸URLより伝票番号をご入力の上、お調べいただけます。
〜URL記載〜
なお、配達時に梱包の外観に大きな傷や穴、箱の歪みなどが
見受けられる際は、輸送事故が発生している事もございます。
万一そのような状況であった場合は、お届け時に配達員まで
お伝えいただきますようお願いいたします。
またのご注文心よりお待ち申し上げております。
上記は、届いメールに記載されたとおり記述しており、一部おかしい部分もありますが、商品発送のメールだと思ってしまいますね。
つい、配送状況をチェックしようとしてしまいます。
メールを見ただけでは、何も問題はありません。
ヤマト運輸URLと記載されているURLが詐欺メールの入口です。
今回の詐欺メールの手口と狙いとは?
メールに記載されているヤマト運輸URLを開くと上記の画像のヤマト運輸のクロネコメンバーズのログイン画面が表示されます。
画像左が今回の詐欺メールで表示されたログイン画面。
右が本物のクロネコメンバーズのログイン画面です。
詐欺メールは、架空サイトへと誘導し、あなたのIDやパスワードを狙っています。
ちなみに架空サイトの偽クロネコメンバーズのログイン画面は、適当なクロネコIDとパスワードでもログインできます。
(ログインというよりは画面が切り替わっているだけ)
次に表示されるのは、個人情報の入力画面。
ここでカード情報を入力すると、すべて相手に盗み取られてしまいます。
本物のクロネコIDとパスワードも入力していれば、それも盗み取られます。
詐欺メールの手口・狙いは、以下のとおりです。
手口と狙い
- 緊急性のあるメールを送りつける
- メール内のリンクから架空サイトへ
- ログインを促す
- IDとパスワードを盗み取る
- 個人情報の入力を促す
- 個人情報を盗み取る
- 後日架空サイトを削除する
ほとんどの詐欺メールが上記の手口です。
次は、こういった詐欺メールに騙されない方法をいくつかご紹介します。
詐欺メールに騙されない方法
メールに記載のURLを信じるな!
ヤマト運輸を装った詐欺メールやどんな詐欺メールでも必ず記載されているのがURL。
架空サイトへ訪れなければ騙されることはありません。
なぜ騙されるのか、メール内容を信じてURLからログインするから騙されてしまいます。
しかし、詐欺メールは、年々巧妙になっており、緊急性のあるメールなら放ってはおけない。
なので、常に意識する必要があります。
「メールに記載のURLからログインしない」
上記を守れば騙されることはありません。
本物のメールでも偽物のメールでもメールに記載されているURLから開かない、ログインしない癖をつけておけば緊急性のあるメールでも冷静に対応することができます。
騙されない方法
- よく利用するページはお気に入りやブックマーク登録
- メール記載のURLからではなく、お気に入りやブックマークからログイン
- 専用アプリがあればアプリから確認
アカウントがおかしいのであれば、お気に入りに登録しておいたURLから確認してもアプリから確認しても同じ事です。
Amazonアカウントが停止!というメールが届いてもアプリからアカウント情報を確認できれば問題ありません。
メールに記載されているURLからログインしない癖をつけるのが効果的だと思います。
見慣れないメールのタイトルをGoogleやTwitterで検索
詐欺メールかどうかを見分けるには、GoogleやTwitterで検索するのが早いかもしれません。
こういった詐欺メールは、あなたにだけでなく不特定多数に一斉にメールを送信しています。
なので、同じように詐欺メールが届いている人が見つかると思います。
筆者は、メールのタイトルをコピーして検索をして判別しているのでおすすめです。
今回の詐欺メールだと「商品発送のお知らせ(配信専用メール)」とタイトルをそのまま検索すると、同じ案件が見つかると思います。
迷ったら検索してみてください。
詐欺メール関連
Appleを装った詐欺メール
当ブログでいくつか紹介していますが、下記は、Appleを装った詐欺メールです。
こちらの手口も同じようなもので、「あなたのApple IDが危険です!」のような緊急性のあるメールを送ってきてApple IDとパスワードの入力を促し、乗っ取る手口の詐欺メールとなっています。
Appleの新製品の発売や発表などがあった時によくAppleを装った詐欺メールが多発します。
三井住友銀行を装った詐欺メール
こちらも最近多発している三井住友銀行を装った詐欺メールです。
三井住友銀行を装い、「あなたの口座に問題がありました!」などと緊急性のあるメールを送りつけログインを促します。
◯◯時間内にログインして処理をしないと口座が・・・と相手に時間を与えません。
もちろん詐欺メールなので無視しても大丈夫です。
これもアプリやブックマークに登録している公式ページで無事を確認すれば解決できます。
まとめ
今回のヤマト運輸を装った詐欺メールは、タイトルだけを見ると騙されそうになりました。
Amazonや楽天などネットショップをした後にこのメールが届いたら勘違いしてログインしていたかもしれません。
ヤマト運輸公式ページでも迷惑メールや電話などの注意喚起の案内が掲載されていますので、1度チェックしてみてください。
こういった詐欺メールに周りのご家族やご友人が騙されないためにも教えてあげてくださいね。
最後まで、ありがとうございました!
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カテゴリー:フィッシング詐欺